感謝という言葉の意味 2021.08.17

夏が終わり、新型コロナウイルス感染拡大に歯止めがかからない今、本来ならば様々な行事が目白押しの二学期なのです。行事を経験する子ども達はひとまわりもふたまわりも成長を成し遂げるのです。
子どもは遊ばないと生きる力が育まれないのです。幼児期の遊びが生きる力を育むということ、自発的な活動が重要であります。
その環境を整え、感動と感謝の気持ちが育まれますよう、コロナ禍の中、日々保育を工夫し援助していきたいと考えます。

「感謝」この言葉には本当に深い意味があり、仏教の中でも代表的な言葉です。
私達仏教園では普段から手を合わせて合掌をしています。
のの様、仏様を自然と感じて手を合わせることなどを通して、子ども達は豊かな情操を育み明るく伸びやかな園生活を送っていると思います。


合掌は仏様の教えを通し、食事が出来る事、元気に過ごせた事等に手を合わせ、感謝の気持ちを持つというように、日常的な慣習としても行われておりますが、非日常的な園行事においても合掌を行っています。
例えば、花祭り、成道会(じょうどうえ)、涅槃会(ねはんえ)等の仏教行事での、のの様、仏様に手を合わせ拝むことによって仏様の御加護に感謝し、慈悲の心を持って行動できる人にはぐくみ育てる事を目指しています。

日々当たり前に感じている事、当然の事、普通の事に思えば、つい見逃してしまいがちになるかもしれませんが、一人では生きていけない自分を実感することは沢山あります。「生かされている自分」お世話になっている「恩」に気付き「ありがとう」と心から言える人になりたいものです。

感謝をする時の言葉として「ありがとう」という言葉は「有り難う」と書き「めったにない事」と喜んで感謝する気持ちからきているそうです。
そのめったにない有り難い事に囲まれている、そんな自分を考えてみると、いつもより幸せな気持ちになります。
「ありがとう」と感謝することは、自分も周りも幸せにする生き方かもしれません。今ある物や人に対しても感謝する気持ちを持ちながら毎日を幸せに送っていきたいものです。

~心からの感謝の言葉を身に付けたい~
と思います。