子どもを伸ばす 小さな習慣ばらの幼稚園 園長 楠 邦江 2023.04.27

4月から子ども家庭庁がスタートし、
「こどもがまんなかの社会」が大きなテーマとなります。
子どもが真中の社会であれば本園は
地域の方々とも多様な関わり得られ
子ども達は多様な関わりに学ぶことがたくさんあると思います。
何か特別なことをしているわけではありませんが、
例えば本園の子ども達が地域の方に「登降園」の際に
「おはようございます」「こんにちは」と元気に挨拶ができます。
それは、明らかにそれまで積み重ねてきたものが、
原因になっていると思うのです。

幼い時期からの「家庭の習慣」であり「両親の一言」のおかげでしょう。

本園でも、挨拶ができた子どもに対して、その「一言」が大切なので
「ひとこと」笑顔で「グータッチ」をして挨拶をしています。
なぜならば、その習慣は子どもの「心」や考え方が、
『人格』を作ると言われているからです。
そして、人格は一生の運命を作ります。

その為、「習慣」がその人の「言葉」にもなって表れます。
両親が幼少期からの「家庭の習慣」に高い意識を持ち、
子どもに話しかける時の何でもない言葉や叱るとき、
褒めてあげる時の「ひとこと」に注意して
子育てをしているからであると思います。

子どもに伝えたい大切なことは、結果よりも中身を大切にすることですね。

自分の好きなこと、やってみたい目標が見つかった時に精一杯、
全力で取り組んで欲しいと、誰もが思います。
それと大事にしなければならないのは「心」の部分です。
どの様な場面でも「心」がなければ、良い体験はできませんから、
自分自身の「心の深さ」があればどんな時も良い体験ができるのです。
挨拶の中の感謝「ありがとう」の言葉は脳の発達の為に
良い「言葉」と言われます。

本当に大事なことは目に見えないものです。

目に見えないものを、見えるようにするのには、
いつも「心」をキレイにしておかなければならないと思うのです。

子どもの頃の思い出は、自分が親になった時に思い出すものです。

あの時感じた、深い愛情と同じように
自分の子どもにも注いであげられます。

そうやって、親子の絆は強くなっていくのだと思うのです。


~ 人によって子育てに対する考え方は違いますが、
この頃の子育てに感じていることなのです。
子どもが大好きになれることを一緒に見つけ、そうなれるように親子で一緒に成長していく、私達もそういう教育を目指していかねばと思います。~